仮想通貨 NEO(ネオ)

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仮想通貨のNEO(ネオ)とは?仕組みや将来性、特徴や買い方を解説。

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仮想通貨は約2,000種類の通貨が誕生していますが、中国で誕生した仮想通貨「NEO」をご存知ですか?

NEO(ネオ)は、時価総額2位となっている(2018年1月現在)イーサリアムに類似した特徴を持つ中国版のイーサリアムと呼ばれている仮想通貨です。

仮想通貨NEO(ネオ)一体何なのか。どのような特徴があるのか。また、イーサリアムとの違いは?

ここでは、仮想通貨NEOについて解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

ネオをよく知るために、ざっくりとイーサリアムとは何なのかもチェックしておきましょう。

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NEO(ネオ)とは?

 

貨名 ネオ
ティッカーシンボル NEO
開発者 Da Hongfei、Erik Zhang
発行年月日 2016年10月
発行上限 100,000,000 NEO
アルゴリズム delegated Byzantine Fault Tolerance(dBFT)
フェイスブック フェイスブック
公式サイト 公式サイト
公式ツイッター ツイッター
ホワイトペーパー ホワイトペーパー

NEO(ネオ)は、2016年10月に「Onchain」という企業が、中国で誕生した仮想通貨です。中国初のブロックチェーン技術のある仮想通貨が誕生したとして大きな話題を集めました。

また、特定多数のマイナーとノードによって高速に認証作業ができるため画期的な通貨として注目されています。

元々は、Antshares(アントシェアーズ)という通貨名でしたが、2017年6月にNEOという名称に変更されました。名称変更に伴い、多くの人に認知されていき、仮想通貨のチャートが右肩上がりに伸びました。現在では、時価総額も上位に入る有力銘柄となっています。

 

NEO(ネオ)の特徴・仕組み

NEO_Smart_Economy

NEO(ネオ)は「中国版のイーサリアム」とも呼ばれており、イーサリアムの特徴に似ています。中国は、他の国のテクノロジーを真似して、世界第2位の経済大国に発展した国です。仮想通貨NEOもイーサリアムを真似して作られています。

別名「イーサリアム殺し」とも例えられるほどです。そのような仮想通貨NEOの特徴と仕組みについて、ここではお話しします。

スマートコントラクトを実装

NEO(ネオ)の最大の魅力は、スマートコンラクトを実装している点でしょう。スマートコントラクトでは、NEOの通貨で取引をする際に、第三者を介さずに契約の検証・執行・実行・交渉をすることができます。

二者間でスムースに契約を結べるのです。中分散型台帳技術のデータベースであるブロックチェーンが普及してくると、仮想通貨アプリの開発がNEOを利用して進むかもしれません。

スマートコントラクトが利用できる仮想通貨には、大きな期待が寄せられているので、NEOにも注目が集まっているのです。2019年1月1日付け、CoinMarketCapが発表している「仮想通貨時価総額ランキング」でNEOは第18位となっています。

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GASトークンが配布される

仮想通貨NEO(ネオ)を保有しているとGASトークンが配布されます。GASトークンは、スマートコントラクトを使用する際に必要です。わかりやすくGASトークンを例えると、スマートコンラクトを利用する際の手数料をいいます。

配当は3%です。配当されたGASトークンは、2017年7月から正式に取引できるようになりました。GASを取り扱っている取引所はBinance(バイナンス)とPoloniex(ポロニエックス)です。

仮想通貨取引所で取引可能になったので、NEOの取引時に消費をすることも、GASトークンを売却することもできます。

 

イーサリアムとの違い

NEOとイーサリアムの違い

仮想通貨NEOは、イーサリアムの特徴を真似して開発された通貨だとお話ししました。しかし、NEOはイーサリアムとは異なる通貨です。ここでは、イーサリアムとの違いについてお話しします。

プロジェクトの目的の違い

仮想通貨には、それぞれ目的があります。その目的についてはロードマップに記載されているので、チェックしてみましょう。

イーサリアムは、dappsの開発やICOが実施されるプラットフォームの基盤づくりを目指すためにつくられた仮想通貨です。

一方で、NEOのプロジェクトの目的は、個人情報や契約などのデジタル化を促進させ、スマートエコノミーな社会の実現を目指すという目的が定められています。

イーサリアムは幅広い意味を持つのに対して、NEOは個人資産の管理を行うというシンプルな目的が定められています。

dappsやICOの種類の違い

プロジェクトの目的が違うと説明しましたが、実際にdappsやICOの種類の違いを見てみましょう。dappsとは、仮想通貨アプリのことをいいますが、イーサリアムを利用したdappsは1,000個も誕生しています。

NEOを利用したdappsは37個です。またICOを辞しして上場しているトークンの数は、イーサリアムが477個で、NEOは7個となります。

dappsやICOの実施に関しては、イーサリアムが圧倒的に発展しています。

スマートコントラクト指向言語が異なる

スマートコントラクト指向言語は、アプリケーション開発に必要不可欠です。プログラミング言語として利用されるものが異なるのです。

イーサリアムのコントラクト指向言語は、Solidity・Serpentが利用されています。

一方で、NEOのコントラクト指向言語は、Java・Kotlin・F#・VB.Net・C・C#・C++・GO・Python・Javascriptが利用されているため便利です。

コンセンサスアルゴリズムが異なる

ブロックチェーンにブロックを追加するためのルール「コンセンサスアルゴリズム」も異なります。イーサリアムでは、計算を早く解いた者が生成したブロックをブロックチェーンに追加していくルールを採用。一方で、NEOではNEOの保有者がブロックチェーンの帳簿係として1名を選任して、選任者以外の人がブロックの妥当性を検証する方式が採用されています(delegated Byzantine Fault Tolerance)

どちらのルールでも、ブロックチェーンにブロックを追加した者に対しては、報酬が支給されます。

通貨発行枚数の上限の有無

仮想通貨の発行枚数には上限がありますが、イーサリアムには、発行枚数の上限が定められていません。発行枚数の上限がないということは、いくらでも発行することができます。

しかし、その反面でインフレが起きたときに価格が急落してしまう恐れも秘めているのです。NEOは、発行枚数上限が1億NEOと定められています。

また、NEOにはマイニングという概念が存在しないことも大きな特徴です。NEOは、安全な通貨を長期保有して運用したいと検討している人にピッタリの仮想通貨なのです。

 

NEOのメリット

エンジニアの参入障壁が低い

イーサリアムは、スマートコントラクトの開発でsolidityというプログラム言語が使われています。Solidityは、JavaScriptに似ているプログラミング言語ではありますが、イーサリアム限定のスマートコントラクト指向言語であるため、エンジニアが開発するには新しくsolidityの言語を学習しなければいけません。

しかし、NEOのスマートコントクトの指向言語には、JavaScript・NET・C・C#・C++などが利用されているのです。

エンジニアにとって身近なプログラミング言語が、スマートコントラクトの指向言語として利用されているため、普及しやすい仕様となっています。

取引データの処理速度が速い

イーサリアムとコンセンサスアルゴリズムが異なることは説明しましたが、NEOが採用しているルールで取引を行うと1秒間で1,000件の取引情報を処理することができます。

イーサリアムの処理速度は、1秒間に15件なので圧倒的な処理速度なのは一目瞭然ですね。

取引量が増えると承認までに、時間がかかる問題(スケーラビリティ問題)を解説することができる通貨としてNEOは期待されています。

価格が安定している

NEOは発行枚数に上限が定められています。また、NEOは開発や運用、保守などの目的でNEO協議会が未発行のNEOを保有しているのです。発行枚数をNEO協議会で調整しているため、インフレなどに強いです。

 

NEOの課題

NEOは高いポテンシャルを持った仮想通貨であることは理解いただけたと思います。NEOの魅力は、取引の処理速度が速いこと、やエンジニアがアプリケーション開発に参入しやすいプログラミング言語が利用されていることが挙げられます。

しかし、仮想通貨市場の暴落もあり、まだまだ普及されているとは言い難いのが現状です。

実社会で本当に導入され機能するのかが今後のNEOの課題でしょう。

 

NEOの将来性は?

NEOは時価総額を確認していただけるとわかるように、中国だけではなくて世界中から注目を集めている仮想通貨です。利便性のある仮想通貨なので、将来性は高い仮想通貨といえるでしょう。

しかし、このような素晴らしい仮想通貨NEOに対して中国政府が、どのような考えを持つかによって、NEOの将来性は大きく左右されていきます。

国内で多くの規制をかけてきた中国当局ですので、NEOも「国内のみで使用可能」などガラパゴス的な進化を遂げる可能性が大いにあります。

今後のNEOの動きには大注目です。

 

NEO(ネオ)の買い方

NEOの仮想通貨が欲しい場合は、国外の仮想通貨取引所で取引できます。NEOを取り扱っている主な取引所は、

です。

NEOを購入したい人は、各取引所をチェックしてみましょう。特に、バイナンスは取引手数量も安く、直感的に使いやすい取引所となっているので、海外取引所をはじめて使用される方にはおすすめの取引所となっています。

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まとめ

仮想通貨NEOは、中国で誕生した仮想通貨です。イーサリアムの特徴を真似して作られた仮想通貨ではありますが、イーサリアムよりも利便性の高い仮想通貨として世界中から注目を集めています。

日本でも、現在NEOジャパンとして、有明に拠点を置き普及活動をしており、精力的な活動を続けています。

NEOの今後の課題は、実社会に導入して機能するかどうかです。もし、実社会で機能するようになれば、エンジニア達のアプリケーション開発は盛んに行われていくでしょう。

しかし、中国政府が仮想通貨NEOに対してどのような動向をとるかは不透明です。中国当局の動向とセットになると言っても過言ではありません。今後の仮想通貨NEOの動きに注目しましょう。

 

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