仮想通貨の投資をしている方で、アルトコインに興味がある方は誰でも知っている
この記事では、2019年度から価格が急高騰しているBinance Coin(バイナンスコイン)について詳しく解説します。
Binance Coinは、世界最大級の仮想通貨取引所Binanceで利用されている通貨で、今後はさまざまなサービスにも適用されるとも言われているため、今後も急成長する通貨だと言注目を集めているのです。
注目されている通貨のため、ぜひ理解を深めておきましょう。
目次
Binance Coin(バイナンスコイン)とは?
中国の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が独自に発行している通貨です。(現在は拠点をマルタへ移しています。)
通貨は取引所内で使用されますが、通貨取引時の手数料割引などに活用されています。
BinanceCoinは、仮想通貨間取引の推進を図る目的を持っている通貨なのです。
通貨名 | Binance Coin |
単位 | BNB |
開発者 | Chang Peng Zhao(Binance Exchange) |
公開日 | 2017年7月1日 |
取扱取引所 | Binance(バイナンス) |
時価総額 | 2,770円(7位) |
※時価総額は、2019年4月現在を参照
BNBペアの通貨が用意されている
Binanceの取引所には、BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BNB(バイナンスコイン)、USDT(USDT)の基軸通貨があります。
BNBペアの取引手数料は無料です。
今後、分散型取引所でBinance Coinが使用されると、BNBペアが増加されるのではないかと期待されています。
Binance Coin(バイナンスコイン)の特徴・仕組み
Binance Coin(バイナンスコイン)とは、どのような特徴をもった通貨なのでしょうか?
ここでは、通貨の特徴と仕組みについて解説します。
ERCの仕様書をベースとしたトークンである
Binance Coin(バイナンスコイン)は、ERC20(Ethereum Request for Comments:Token Standard #20)の仕様書をベースとしたトークンです。
Binance Coinは、イーサリアムのブロックチェーン上で構築されています。
そのため、専用ウォレット以外に、イーサリアムに対応したウォレットでも管理することが可能です。
発行済通貨の買戻しが行われる
Binanceの取引所では、四半期毎に利益を使用して、Binance Coin(バイナンスコイン)の買戻しを行っています。第1回目の買戻しは2017年10月18日に行われました。
最終的には全発行数量50%である、1億BNBになるまでの買戻しが行われる予定です。
このように、買戻しを行うことによって、通貨の供給量が減って希少性が出て、Binance Coinの価値が上がっていくと予測されています。
通常の仮想通貨との違い
Binance Coin(バイナンスコイン)の特徴を解説してきましたが、その他の仮想通貨との違いも確認してみましょう。
取引所内の基軸通貨として使用される
Binance Coin(バイナンスコイン)は、
Binance Coin(バイナンスコイン)は、世界最大級とも呼ばれている仮想通貨取引所Binanceの基軸通貨で、トレード手数料の支払いに利用できます。
ビットコインなどの決済目的の仮想通貨とは異なり、取引所内で使われる通貨という位置づけとなります。
そのため、Binanceの取引所が盛り上がれば、盛り上がるほど価値が高騰する通貨なのです。
Binance Coin(バイナンスコイン)のメリット
Binance Coin(バイナンスコイン)の魅力について確認していきましょう。
仮想通貨取引所Binance内の手数料の支払いに利用できる
Binance Coinは、取引所の活性化、通貨の流通の活性化の目的で開発された仮想通貨です。
そのため、取引手数料をBinance Coinで支払うと取引時や出金時の手数料が割引されます。
この割引率は、毎年低下していきますが、元々他の取引所と比較してもBinanceの手数料が安いため、さらにお得になる期間と考えて良いでしょう。
◆手数料の割引率
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
割引率 | 50% | 25% | 12.5% | 6.75% | 0% |
上場通貨させたい通貨の投票に参加できる
Binanceの取引所では、毎月1回「Community Coin of the Month」が開催されていて、取引所利用者は上場させたい通貨に投票できます。1回の投票に0.01BNBが必要です。
上場させたい通貨に投票できるこのイベントが定期的に開催されることで、Binanceの取引所を利用するユーザーが着実に増えていき、通貨の取引が活性化しています。
Binanceで実施されるICOを購入できる
Binanceの取引所で行われるICOの買い付けも、Binance Coin(バイナンスコイン)で行うことができます。
以前行われたBREAD(BRD)やGIFTO(GTO)のICOは、BNBとETH(イーサリアム)で買い付けができました。
Binance Coin(バイナンスコイン)の課題
魅力的なBinance Coin(バイナンスコイン)ですが課題もあります。ここでは、課題を確認していきましょう。
さまざまなサービスに適用できるのか
Binanceの取引所での支払いに利用されるBinance Coin(バイナンスコイン)ですが、今後はさまざまなサービスで利用ができます。
実際に、2018年12月には、グローバルなホテル予約専門ブロックチェーン企業Tripio(トリピオ)の予約対象仮想通貨として利用できるようになりました。
一部のクレジットカードの支払いや旅費・オンラインショッピングの支払いにBinance Coinが適用できます。
利用方法は拡大の一途を辿っていますが、本当に安全に機能するかが今後の課題と言えるでしょう。
Binance Coin(バイナンスコイン)の将来性は?
Binance Coin(バイナンスコイン)の基本情報やメリットについて解説してきましたが、将来性はある通貨なのでしょうか?ここでは、将来性について解説します。
分散型取引所で使用される
Binance Coin(バイナンスコイン)のホワイトペーパーで「分散型取引所(DEX)」の構築を目指す」ということが公言されています。
ブロックチェーン上で行う分散型取引所では、ハッキングされる可能性や取引所の閉鎖によって通貨が紛失する可能性が極めて低く安全です。
取引所での取引に留まらず、個人間の取引が行えるようになれば、さらに通貨の価値は高騰していくでしょう。
各拠点に新しく取引所を開設
中国の仮想通貨取引所Binanceですが、2019年度にはシンガポールに新しく取引所を開設する予定だと発表されています。
また、バイナンス・ライト(Binance Lite)という簡易的取引所をオーストラリアにオープンしました。
そのため、Binanceの利用者は今後も増え続けていき、更に取引は活発化していくでしょう。取引が活発化していけば、Binance Coinの価値は今後も高騰していくでしょう。
分散型取引所で使用される
Binanceでは、独自のブロックチェーンである「Binance Chain」を開発する予定となっていて、開発後は独自チェーンへ移行される予定です。
2019年度には、自社サービスの提供を開始する予定となっていて、それらのサービスに利用できることが考えられます。
利用用途が増えることによって、Binance Coin(バイナンスコイン)の価値は、更に高騰していくと予想されます。
まとめ
Binance Coin(バイナンスコイン)は、取引所が活発化すればするほど価格が高騰する通貨です。
2019年度には、オーストラリアやシンガポールにも取引所が開設されました。より、多くの人が取引所を活用するため、価格は高騰していくでしょう。
また、取引所の支払いだけではなくて、今後はさまざまなサービスにも利用ができるとも公言されています。
それらのサービスで通貨が安全に利用できるのかが、今後の大きな課題となるでしょう。
魅力溢れる通貨のため、今後のBinance Coinの動きに注目しておきましょう。