海外で認知度の高いDeribitは、最大100倍のレバレッジ取引が行える仮想通貨取引所です。
ビットコインの先物・オプション取引専門の仮想通貨取引所で、2018年8月時点では、ビットフライヤーを凝る流通量となりました。
2019年3月からは、イーサリアムの先物・オプション取引のサービスも開始され、海外では大注目がされている仮想通貨取引所です。
ここでは、そのような魅力を持つDeribitの仮想通貨取引所の特徴と登録方法について詳しく紹介します。
目次
Deribit(デリビット)とは(会社概要)
Deribitは2016年にオランダのアムステルダムに設立されました。
CEOのJohn Jansenはアムステルダムのオプション取引所でトレーダーとして活躍していた人物です。
また、COOには、John Jansenの実弟で仮想通貨トレーダーのMarius Jansenが就任しています。
運営会社 | Deribit |
設立日 | 2016年10月 |
取引方法 | 現物取引 レバレッジ取引 |
取扱通貨 | BTC,ETH |
取引手数料 | Maker:0.02%
Taker:0.05% |
Deribit(デリビット)の特徴
Deribitには次のような特徴があります。
数少ない先物取引が可能な取引所
Deribit(デリビット)は数少ないデリバティブ(先物やオプション)取引ができる取引所です。
仮想通貨の値動きは、先物取引の価格につられることが多く、トレードの際の大きな判断材料となります。
大口の投資家は先物取引・現物・FX取引などの手法を複数組み合わせて、リスクヘッジを行なっています。先物取引の注文が多い価格帯が、現在の価格と大きく乖離している場合、大口の投資家が価格操作をする可能性が高いことを示唆します。
このように、大口の動きを予測する上でもDeribit (デリビット)は非常に有益な情報をくれますし、実際に現物トレードのリスクヘッジとして先物取引を使用することが可能なため、戦略的に、ショートとロングを組み合わせている上級者にも高い人気を誇っています。
高い知名度
海外取引所としてDeribitは、非常に高い知名度があります。
海外取引所で最大手取引所と呼ばれているBitstamp・Gemini・Bitfinex・Itbit・Gdax・Krakenの6か所の現物取引における現物価格を取得していることから、高い知名度を誇っているのです。
プラットフォームの操作処理速度が速い
Deribitのプラットフォームが1ミリ秒(1/1000秒)未満で多くの操作が処理できるように、プラットフォームの開発から稼働まで2年以上かけています。
このような素晴らしい性能は、トレードに有利なため、多くのトレーダーからも高い評価を得ています。
冷蔵保管方式が採用された高度なセキュリティ対策
仮想通貨取引を選ぶ際に安全性は重要です。
Deribitは、2016年から1度もセキュリティに侵されたことはありません。
Deribitの仮想通貨取引所は安全を確保するために冷蔵保管方式を採用しています。簡単に例えるとオフラインの金庫の中に通貨を預ける方式です。
オフラインのため、サイバー攻撃を受けることはありません。
また、プラットフォームをアップデートする際には、脆弱性がないかどうかを確認するため、バグ発見に賞金を設けて調査させるなど、安全面に徹底しています。
また、ユーザーのセキュリティを高めるために、SSL接続や2段階認証が採用されているのです。
カスタマーサポートが用意されている
英語での対応になってしまいますが、Deribitにはジャンルに分かれた問い合わせ窓口が用意されています。
そのため、専門的なサポートが必要な場合には、的確な回答が得られるはずです。
日本語にも対応している
Deribitのプラットフォームは、日本語表記にも対応しています。
アカウントを作る際に、居住国を”Japan”に設定すると、日本語表記の管理画面が出てきます。
そのため、英語が得意でない人も使うことができるでしょう。とても見やすいUI設計です。
Deribit(デリビット)のメリット
海外取引所には、さまざまな取引所がありますが、Deribitを利用するメリットととして次のようなことが挙げられます。
チャートの動きは現物価格の予想に役立つ
Deribitは流動性が高く、2018年8月時点で日本の仮想通貨取引所のbitFlyerの流通量を超えました。
それだけ、Deribitは大きな市場であり、現物価格の動きが判断しやすいのです。
チャ-トの動きは現物価格の予想に非常に役立ちます。
損失引当金システムの存在
Deribitには損失引当金が積み立てられているため、損失額が一定以上膨らむと、取引機能が停止されます。
損失を引き当てることによって、個人資産への影響を防ぐのです。
その原資0.1%は精算取引手数料に当てられてしまいますが、運営上のトラブルが起きた際も安心できるでしょう。
そのため、デリバティブ取引の経験が少ない初心者の方でも安心して利用できるはずです。
Deribit(デリビット)のデメリット
Deribitのデメリットには次のようなことが挙げられます
取引は全てビットコインのみ
仮想通貨取引所での取引には、元手となる証拠金が必要です。
Deribitの場合は、日本円での入金はできず、すべてビットコインでの取引となります。
そのため、取引を開始する前にビットコインを購入しなければいけません。手数料もすべてビットコインで支払われます。
大口のオプション取引を読み解くことで今後の価格推移を想定しよう
2019年の5月deribit(デリビット)のオプション取引をいち早く読み取った方は、暴落にも冷静に対応し、現物のBTCをかき集めた結果、多くの利益を手にしました。
5月10日満期 BTCUSD オプション建玉
くそポジショートがここまで減らないのは客のカバコー、業者ロングコール、ロングガンマ、デルタヘッジかも。ディケイに苦しめば、更に上の行使価格でコール売り、そこではショートガンマ。
では戦略は?#あとは分かるな pic.twitter.com/PO1fPYZ3da
— DF @ エロ水 (@dfinvestment) 2019年5月3日
知識を習得するのは手間がかかりますが、覚えた手法は一生トレードに役立ちます。
ぜひ、オプション取引を紐解けるように学んで未定はいかがでしょうか。
用語解説
- オプション取引=決められた日にち(満期日)に事前に決められた価格で買う(売る)「権利」を売買する取引
- コールオプション=買う権利
- プットオプション=売る権利
- デルタ=原資産価格の変動に対して、オプション価格の変動割合を表す変化額。
- ヘッジ=損益がブレないようポジションを調整すること
Deribit(デリビット)の登録方法
アカウントの作成方法の手順を説明します。
Step1.公式サイトへアクセス
まずは、Deribitの公式サイトへアクセスして、登録画面を表示させます。
Step2.登録情報の入力
公式サイトにアクセスすると入力画面が出ますので「氏名」「Deribit用のパスワード」「パスワード再認証」「居住国の選択」を入力し、最後に利用規約の同意にチェックを入れて「提出」をクリックします。
Step3.承認メールの確認
入力したメールアドレス宛に承認メールが届きますので、メールに記載されている「確認URL」という部分をクリックして、承認作業を完了しましょう。
Step4.ログイン
アドレスとパスワードの入力画面が出てくるため、入力しましょう。正しく入力すると、管理画面に切り替わります。
Deribit(デリビット)の評判・口コミ
実際にDeribitの仮想通貨取引所を利用している方の評判を確認してみましょう。
注文処理のスピードが速い
Deribitは、1秒間に1,000注文の処理が行えます。
これは、過負荷になる前に毎秒500注文の容量しか持っていなかったBitmexよりもはるかに速いです。
注文処理速度が速いため、トレーダーの方から素早く有利なトレードが行えると高い評価を集めています。
チャートの信憑性が高い
Deribitは流動性が高く、2018年8月時点で日本の仮想通貨取引所のbitFlyerの流通量を超えました。
それだけ、Deribitは大きな市場であり、現物価格の動きが判断しやすいのです。
DeribitのチャートはSNS上で頻繁に公開がされています。
まとめ
Deribitの取引所には、トレーダーの方が有利で安全なトレードが行えるように、注文処理速度、UI設計、見やすいチャートなど創意工夫がされています。
日本国内ではDeribitを利用している方は、まだ少ないですが上級者のトレーダー達は既にDeribitを利用して、多くの利益を稼いでいることがSNSから見て取れます。
100倍のレバレッジ取引が可能で先物取引が可能な、仮想通貨取引所は非常に稀です。うまく活用すれば大きな利益をあげることができるでしょう。
興味がある方は、ぜひDeribitの仮想通貨を利用してみて下さい。