仮想通貨IOTA(アイオタ)はIoT(Internet of Things)をテーマにした仮想通貨です。
IoTは今後も発展し続ける可能性が高い分野で、その重要性はますます高まっていくことでしょう。
それと共に、IOTAにも大きな注目が集まるようになると予想されます。
そこで、この記事では仮想通貨IOTAについて詳しく見ていきます。
要注目の仮想通貨なのでぜひ、チェックしてください!
IOTA(アイオタ)とは?
最初に仮想通貨IOTAについて詳しく見ていきましょう。
ここでは、IOTAの仕組みや時価総額などをチェックします。
IOTAの基本情報をチェック
通貨名 | IOTA(アイオタ/アイオータ) |
通貨記号 | MIOTA |
開発者 | David Sønstebø |
発行年月日 | 2017年6月 |
発行上限 | 2,779,530,283 MIOTA(全量発行済) |
アルゴリズム | Proof of Work(PoW) |
公式サイト | https://www.iota.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/iotatoken |
※2018年11月現在
時価総額をチェック
IOTAの時価総額は2018年11月時点で745,529,197 USDとなっており、時価総額ランキングでは14位に位置しています。
数多く存在しているアルトコインの中でも上位に位置しているため、かなり期待されている仮想通貨ということができるでしょう。
IOTAのチャートと値動き
次にIOTAのチャートと値動きをチェックしていきましょう。
2017年10月から2018年11月までのチャートは上記の画像の通りです。
公開直後から2017年11月までIOTAは0.3~0.5 USDでトレードされていました。
しかし、その後仮想通貨市場全体が暴騰し、それに伴って2017年12月19日には1 IOTA=5.25 USDの値を付けています。
その後は市場全体が急落したこともあり、IOTAの価格も下落しています。
2018年7月以降は1 IOTA=0.3~0.5 USDでトレードされているため、急騰前の水準に戻ったといえるでしょう。
このように値動きをチェックすると、仮想通貨市場全体の値動きと同じ動きをしていることがわかります。
2017年11月時点では下落傾向にあるものの、今後の値動きには要注目です。
IOTA(アイオタ)との特徴は?
続いてIOTAの特徴を詳しくチェックしていきます。
購入を考えている人は必見です。
IoTのための仮想通貨
先程も少し見ていきましたが、IOTAはIoTのために開発された仮想通貨です。
IoTとは、さまざまなものをインターネットに繋げることを示すもので、これを利用すればPCやスマホ以外にも家電製品や家具、カメラなどをインターネットに接続できます。
IoTによって、出先から自宅の空調を管理したりあらかじめ設置したカメラでペットの様子を見たりすることができるようになっています。
さらに今後はますます発展することが予想され、ありとあらゆるものをインターネットに接続できるように鳴るかもしれません。
IOTAはIoTに関するコストを削減したり、支払いを簡素化したりすることによって、より快適にIoTを利用できるようにすることを目指して開発された仮想通貨です。
ブロックチェーンを利用しない仮想通貨
ビットコインを始めとする仮想通貨は基本的に、ブロックチェーンと呼ばれる取引台帳を利用してトランザクション(送金)を管理しています。
しかし、IOTAはこのブロックチェーンを利用していません。
そのかわりに「DAG」という技術を利用しています。
ここで「DAG」についてチェックしておきましょう。
DAG(Directed Acyclic Graph)
一般の仮想通貨で使われているブロックチェーンは、鎖のように一方向に1つずつ取引データを格納したブロックをつないでいきます。
その際に前のブロックのデータを暗号化して次のブロックに含むことによって、改ざんされないようにしています。
一方でDAGは取引データをブロックに格納せずにそのまま繋いでいきます。
さらに、データを複数繋ぐのが特徴です。
取引データをそのまま繋ぐためブロックが生成されるのを待つ必要がなく、取引速度の向上に役立つ技術になっています。
Tangleを導入
TangleとはIOTAで採用されているDAGの仕様を示すものです。
IOTAはIoT利用時に必要となるマイクロトランザクション(少額決済)を目的として作られた通貨なので、送金速度の速さと共に手数料の安さが求められます。
少額の送金を行うのに多額の手数料を支払うようだと成り立たないのは容易に理解できるかもしれません。
しかし、IOTAではTangleを利用することによって、送金者自身が取引の承認を行います。
そのためマイニングが不要になり、マイナーに支払う手数料も発生しません。
そのため、トランザクション手数料が無料というメリットがあります。
これによりIOTAは送金速度の速さと安価な手数料を両立させることができ、IoTに最適な仮想通貨となっています。
IOTA(アイオタ)を買える取引所
IOTAは2018年11月時点で日本国内の取引所で購入できないため、購入する場合は国外取引所を利用しなければなりません。
その中でも特にオススメの取引所は次の通りです。
Binance
Binanceはマルタ共和国に本拠地を置く取引所で、100種類以上の仮想通貨を取り扱っている取引所です。
IOTAの取引量も多いのでオススメの取引所です。
Binanceでトレードする場合は国内取引所でビットコインを購入し、Binanceに送金する必要があるので注意してください。
Bitfinex
Bitfinexは2018年11月時点でIOTAの取引量が最も多い取引所です。
さらに、日本円の入金とトレードにも対応しているため、Binanceのようにビットコインを送金してトレードする必要はありません。
ただしIOTA/JPYの取引量は少ないため、流動性を重視する場合はIOTA/BTCでのトレードがオススメです。
状況に応じて日本円でトレードするかビットコインでトレードするかを選んでください。
IOTA(アイオタ)の保管方法は?
取引所で購入したIOTAをそのまま置きっぱなしにするのは危険です。
クラッキングによる流出や取引所のクローズなどのリスクがあるため、ウォレットに移して保管しましょう。
IOTA公式ウォレットがオススメ
IOTAに対応しているウォレットの種類は少なく、最もオススメのものは公式ウォレットです。
IOTA公式ウォレットはデスクトップウォレットの一種で、Windows、Max、Linuxで利用できます。
ウォレットはGitHubで公開されているため、こちらからダウンロードして利用してください。
https://github.com/iotaledger/wallet/releases
IOTA(アイオタ)の今後・将来性
最後にIOTAの将来性をチェックしていきましょう。
IoTの発展と共にますます注目されそう
この記事で紹介した通り、IOTAはIoTで使うことを目的とした仮想通貨です。
そして、このIoTは今後も発展し続ける可能性が高い分野といえます。
そのため、今後はインターネット技術やIoT関連技術の発展とともにますますIOTAに注目が集まるでしょう。
このことから、将来有望な仮想通貨の1つといえそうです。
IT企業との提携もあり
さらに、IOTAはMicrosoftや富士通などの大手IT企業との提携も行っています。
他にも国連機関であるUNOPSとの提携も発表されており、世界的に注目が集まっていることがわかるでしょう。
多くの期間がIOTAに注目していることからも、期待の高さを窺い知ることができます。
他にも自動車関連企業や電機メーカーなど、さまざまな分野の企業がIOTAに期待を寄せています。
今後どのように発展していくかにぜひ、注目していきましょう!
まとめ
この記事ではIoTをテーマにした仮想通貨IOTA(アイオタ)について詳しく見ていきました。
IOTAが将来有望な仮想通貨であることがわかったかもしれません。
購入を考えている人は、メリットとデメリットをしっかり理解した上で判断することをオススメします。