BitMEX(ビットメックス)は最大レバレッジが100倍で、効率的に資金運用ができるので仮想通貨FXを行っている人に人気の取引所です。
ビットメックスでトレードする場合、必ず知っておきたい指標の一つがファンディングレート(資金調達率)ファンディングレート(資金調達率)に注目するとさらに利益を上げやすくなります。そこで、この記事ではファンディングレート(資金調達率)とは何か、どうすればうまくトレードに活用できるかを紹介します。
うまく活用すれば値動きがあまりない状況でも利益を出せるので、ファンディングレートの仕組みをしっかり覚えておきましょう!
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目次
ビットメックスのファンディングレート(資金調達率)とは?
最初に、そもそもファンディングレート(資金調達率)とは何かについて簡単に紹介します。
ファンディングレートは手数料の一種
ファンディングレート(資金調達率)とは取引手数料の一種で、ビットメックスでポジションを持っている場合に一定時間ごとに徴収されるものです。
このような手数料をスワップポイントと呼ぶこともあるので、聞いたことがある人も多いかもしれません。
なお、この手数料はインデックス価格(現物トレードの価格)とビットメックスの価格の乖離を調整するために設定されているものです。
毎日5:00、13:00、21:00に発生(日本時間の場合)
ビットメックスでファンディングレートが発生するタイミングは日本時間で毎日5:00、13:00、21:00です。この時間にポジションを保有していると発生するので、トレードのタイミングに注意しましょう。
ファンディングレート(資金調達率)の仕組み
ビットメックスにおいて、ファンディングレート(資金調達率)の仕組みは次の通りです。
ファンディングレートの上限
2019年6月時点でファンディングレートの上限は0.375%です。ファンディングレートを利用してトレードする場合、上限に近ければ近いほど利益を上げやすいので必ずチェックしておきましょう!
ファンディングレートが設定されている通貨ペア
- BTC/USD
- ETH/USD
この2つの通貨ペアにのみファンディングレート(資金調達率)が設定されています。その他の通貨ペアには設定されていないので、ファンディングレートを利用して利益を出す場合はこの2つのいずれかでトレードしましょう。
ファンディングレートはそれぞれの仮想通貨で違う
ファンディングレートはインデックス価格とBitMEX価格の乖離を調整するものなので、通貨ペアによっていくらに設定されているかが異なります。
一例としてほぼ同時刻のBTC/USD、ETH/USDのファンディングレートをチェックしてみましょう。
BTC/USD
BTC/USDのファンディングレート(Funding Rateと書かれている部分)は-0.0028%になっています。
ETH/USD
ほぼ同時刻のETH/USDのファンディングレートは0.0874%なので、異なっていることがわかるでしょう。
このように、通貨ペアによってファンディングレートが異なるので、トレードする前には必ずトレードしたい通貨ペアのファンディングレートをチェックするようにしてください。
ファンディングレートの確認方法
次に、ファンディングレートを確認する方法を紹介します。初めてトレードする場合、どこに記載されているかわかりにくいのでしっかりチェックしておいてください。
現在時刻のファンディングレートを確認する手順
トレードする際に現時点でのファンディングレートを確認したい場合は、以下の手順で操作してください。
ファンディングレート確認手順
- BitMEXにログインする
- 通貨ペアを選択する
- 左下に表示されているFunding Rateの欄をチェックする
- 発生するまでの時間を確認する
トレード画面左下にfunding Rateと記載されている欄があり、そこに次の判定時刻までの残り時間が記載されています。
ただし、画面右上により正確なタイマーが実装されているので、そちらを見ることをオススメします。
過去の履歴を確認する方法
ビットメックスでは過去のファンディングレートの状況を確認することもできます。その場合の手順は次の通りです。
過去レートの確認手順
- BitMEXにログインする
- Contractsをクリックする
- Funding Historyをクリックする
- 履歴を確認する
この操作で過去2週間のファンディングレートの推移をチェックできるので、これまでの動きを確認したい場合は使ってみてください。
ファンディングレートの偏りで値動きを予想できることも
ファンディングレートの仕組みを理解すればある程度値動きを予想できることがあります。また、ファンディングレートが高いときは手数料の支払いを回避するためにポジションを決済したり、エントリーしたりする動きが見られ、攻略に役立てられます。
次のポイントを参考にして、ファンディングレートを意識した攻略を試してみてください。
ファンディングレートの仕組みを理解しておこう
ファンディングレート | 手数料 |
プラス | ロングポジション保有者が支払う ショートポジション保有者が受け取る |
マイナス | ショートポジション保有者が支払う ロングポジション保有者が受け取る |
ファンディングレートにはプラスとマイナスがあり、どちらになっているかによって支払う側と受け取る側が変わります。
その仕組みは上記の表の通りなので、エントリーする時に迷わないようにあらかじめチェックしておきましょう。
プラスマイナス0.2%以上が狙い目
ファンディングレートがプラスマイナス0.2%以上になっている場合、手数料徴収時刻が近づくと支払いを回避するために支払う側のポジションを決済したり、受け取る側のポジションにエントリーしたりする動きが予想されます。
これに伴って価格が動くことが予想されるので、ファンディングレートが高い場合はトレードのチャンスだと思っておきましょう。
この予測調達率
完全におはぎゃー
0.5534だとぉ! pic.twitter.com/Y1KjA0oOaZ— 仮想NISHI (@Nishi8maru) 2019年5月26日
手数料が発生する直前に指値でエントリーしよう
ファンディングレートの仕組みを利用した攻略で最も大切なのは「手数料発生時刻の直前にエントリーすること」です。
これによってほぼ確実に手数料を受け取ることができるとともに、予期せぬ値動きで損失が出る可能性を減らせます。また、指値注文でエントリーすればMaker手数料として0.025%分のコインが貰えます。
2重取りできるのでできる限り指値注文を利用してエントリーしてください。ただしファンディングレートが上限に近く、手数料発生時刻まであまり余裕がない場合は成行注文でエントリーするのもいいでしょう。
この場合はTaker手数料として0.075%が徴収されるので注意してください。
ファンディングを意識したトレードにはパターンが有る
『ファンディングトレード』
基本的にはMEXの金利が切り替わるタイミング(5時,13時,21時)
前後役1時間にIN8時間内が上昇トレンドでLONG受取の際に間際に急騰する事がある
高から低金利に戻る時も狙い目レートの決定が8時間前前のポジに基づくものであり
今現在と「時の歪み」を取る戦術 pic.twitter.com/2p9FKZXuCl— 仮想NISHI (@Nishi8maru) 2019年4月29日
上記のように、ある一定の条件(上昇トレンドなのにロング受け取り)を満たした際に、エントリーする手法は、非常にk
ファンディングレートを意識した際のトレードの際の注意点
このようにファンディングレートを利用してトレードする場合、利益を出しやすいもののいくつか注意点があるので最後にチェックしていきましょう。
取引手数料に注意しよう
エントリーする際に成行注文を利用すると、0.075%の取引手数料が徴収されます。そのため、ファンディングレートの値によってはもらう手数料より支払う手数料のほうが多くなる可能性があるので注意してください。
できる限り指値注文を利用するとともに、成行注文を利用する場合は取引手数料を計算するのを忘れないようにしましょう。
相場操作リスクに注意しよう
ファンディングレートの値によってはビットメックス内でどのような注文が発生するか予想しやすいため、大口注文による相場操作が発生するリスクがあります。
手数料分のコインをもらって利益を出す予定が、相場操作によってロスカットを食らう可能性があることを覚えておきましょう。
ビットメックスのファンディングレートまとめ
今回はビットメックスで仮想通貨FXをする場合に覚えておきたいファンディングレート(資金調達率)について詳しくみていきました。
ファンディングレートを利用すれば、ポジション手数料分のコインをもらえるだけでなく、値動きを予想できるのでトレードに役立てられるでしょう。
テクニカル分析等とあわせてトレードの参考にすることをオススメします。うまく活用すればより利益を出しやすくなるかもしれません。
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