仮想通貨を利用していると「手軽に別の仮想通貨に交換できる取引所があれば便利なのに」と感じるときがあるかもしれません。一般的な取引所を介して仮想通貨を交換すると、手数料がかさんだり時間がかかったりします。
そんな時にオススメなのが「シェイプシフト(Shapeshift)」という取引所です。シェイプシフト(Shapeshift)を利用すればワンストップで所持している仮想通貨を別の仮想通貨に交換できるので、時間や手数料の節約に役立つでしょう。
そこで、この記事ではシェイプシフトの特徴や使い方、メリット・デメリットをチェックしていきます。この記事を読めばシェイプシフトについて詳しく理解できるでしょう!一般的な取引所とは少し異なるので要チェックです。
目次 [表示]
シェイプシフト(Shapeshift)とは(会社概要)
取引所名 | Shapeshift |
運営会社 | Shapeshift |
設立年月日 | 2014年8月 |
所在地 | スイス |
代表者 | Erik Voorhees |
資本金 | 非公開 |
公式サイト | https://shapeshift.io/#/coins |
シェイプシフトはスイスにある仮想通貨取引所です。2014年に設立されているので、それなりに歴史がある取引所といえるでしょう。
シェイプシフトは特に「仮想通貨の交換」に特化した取引所なので、手持ちの仮想通貨を素早く別の仮想通貨に交換したい人にオススメです。
シェイプシフト(Shapeshift)の取扱通貨
取扱通貨一覧表 | ||
Bitcoin | Komodo | Clams |
BitcoinCash | Litecoin | Decred |
Aeternity | Decentraland | Factoids |
Aragon | Numeraire | GameCredits |
Basic Attention Token | OmiseGo | LBRY Credits |
Bitcoin Gold | Qtum | Lisk |
Binance | Augur | Monacoin |
Bancor | Reddcoin | Neo |
Blackcoin | RCN | NEM |
Civic | iExec | Novacoin |
Dash | Salt | Nxt |
DigiByte | Siacoin | Potcoin |
district0x | Status | Peercoin |
Dogecoin | Storj | Steem |
Edgeless | Swarm City | Tether |
Ether | TrueUSD | Voxels |
Ether Classic | Wings | Vericoin |
FunFair | Monero | Vertcoin |
Gnosis | Ripple | Waves |
Golem | Zcash | |
Matchpool | Zilliqa |
2019年4月時点でシェイプシフトで取り扱っている仮想通貨は上記の表に掲載されている61種類です。特別多いわけではありませんが、主要な仮想通貨は揃っているといえるでしょう。
シェイプシフト(Shapeshift)の手数料
シェイプシフトにおける各種手数料の設定は次の通りです。
取引手数料
シェイプシフトでは取引時(仮想通貨の交換時)に手数料を徴収していません。その代わりにスプレッドが設定されており、そこに手数料が含まれています。
一例として、相場では1:10のレートで交換できる仮想通貨を交換する場合、シェイプシフトでは1:9のような設定になっています。この場合は差額分が手数料としてシェイプシフトに徴収されていることになります。
送金手数料
送金手数料はマイナーに支払う手数料のみで、金額は公式サイト上で公開されています。送金する仮想通貨の種類によって異なるので、送金前にしっかり確認しましょう。
シェイプシフト(Shapeshift)の特徴
続いてシェイプシフトの特徴を見ていきましょう。主な特徴は次の通りです。
両替所感覚で利用できる
シェイプシフトは取引所というよりは両替所に近いイメージのもので、送金元のアドレスと送金先のアドレスを入力すれば自動で仮想通貨を交換して送金してくれます。
ほとんどの主要仮想通貨に対応している
ビットコインやイーサリアム、リップルなどの主要な仮想通貨のほとんどに対応しています。また、話題になったOmiseGoやQtumなどの今後伸びそうな仮想通貨も取り扱っているので、ほとんどのトレードに対応できるといえるかもしれません。
送金時に自動で別の仮想通貨に交換できる
シェイプシフトで仮想通貨を交換する場合、取引所を利用して交換した後に送金する必要はありません。
送金元にビットコインのアドレス、宛先にイーサリアムのアドレスを入力して送金した場合でも、送金時にシェイプシフトが自動で仮想通貨を交換してくれます。これがシェイプシフトの最大の特徴で、いちいち取引所で売買しなくていい分スムーズにトレードできるでしょう。
シェイプシフト(Shapeshift)のメリット
シェイプシフトを利用するメリットは次の通りです。
全ての取扱通貨間で相互にトレードできる
一般的な取引所の場合、取扱通貨は多くてもトレードできる通貨ペアがビットコインやイーサリアムを含むものしかない場合があります。
しかしシェイプシフトでは全ての仮想通貨間で相互にトレードできるので、一旦ビットコインやイーサリアムを介する必要はありません。NEO/WAVESのようなマイナーな通貨同士でも問題なく交換できるのでとても便利です。
取引スピードが早い
シェイプシフトで仮想通貨をトレードする場合、即時に交換されるので取引スピードが早いというメリットがあります。一般的な取引所のように約定するまで時間がかかるということはないため、スピード重視の場合にオススメです。
シェイプシフト(Shapeshift)のデメリット
もちろん、シェイプシフトにもデメリットがあるのでしっかり見ておきましょう。主なデメリットは次の通りです。
スプレッドによっては手数料がかさむ
シェイプシフトの取引手数料はスプレッドに含まれる形になっているため、実際にいくらなのかがわかりにくくなっています。
交換する通貨ペアやタイミングによっては一般的な取引所を利用したほうがお得になるスプレッド設定になっていることもあるので、相場をチェックしてから利用するのがオススメです。
対応している仮想通貨の種類が少なめ
BinanceやBittrexのような大手取引所に比べると取り扱っている仮想通貨の種類が少ないため、目当ての仮想通貨に交換できないことがあるかもしれません。
特に草コインを狙っている場合は取り扱っていない可能性が高いので、別の取引所を利用しましょう。あくまでも主要な仮想通貨を交換するために利用するための取引所だと覚えておいてください。
シェイプシフト(Shapeshift)のキャンペーン情報
2019年4月時点でシェイプシフトではキャンペーンを実施していません。過去にも大きなキャンペーンを行っていないため、あまりキャンペーンに力を入れていないようです。
シェイプシフト(Shapeshift)の登録・口座開設方法
かつては登録不要で利用できたシェイプシフトですが、2019年4月時点では利用するために登録(アカウント開設)が必要です。登録方法は次の通りです。
1. シェイプシフトの公式サイトにアクセスする
まずはシェイプシフトのサイトにアクセスし、右上にある「Sign Up」をクリックしてください。
2. メールアドレスとパスワードを登録する
続いて表示されたページにメールアドレスとパスワードを入力してください。その後、登録したメールアドレスに送られてくるリンクをクリックして認証します。
3. アカウント認証を行う
最後にアカウント認証を行います。画面の表示に従って必要事項を入力してください。その後本人確認書類をアップロードします。なお、使える本人確認書類は次の通りです。
- 政府機関発行のID
- パスポート
- 運転免許証
なお、居住している国によって何が使えるかが異なる可能性があるので、表示される注意事項をしっかり確認してください。
シェイプシフト(Shapeshift)の評判・口コミ
最後にシェイプシフトの評判や口コミをチェックしましょう。あまり話題になっていないため、口コミはほとんどありません。
しかし、以下のように個人間の直接トレードであることに価値を見出している人もいるようです。
【 考察 】
個人対個人( #P2P)故に人気があるShapeshift。特にハッカーや #AML(アンチマネーロンダリング)用途に使用されている。しかし、一般ユーザがメリットを感じる部分も多々あるためレポートにて説明したい。また、Bitfractに関してメリットを思いついた人は是非教えて欲しい。
— 今井涼二|Ryouji Imai (@imai_ryouji) February 28, 2018
一般的な取引所とは異なり仮想通貨の相互交換に特化したサービスなので、資金を退避させるときなど、保有している仮想通貨を速やかに別の仮想通貨に交換したいときに利用するのがいいかもしれません。
シェイプシフト(Shapeshift)のまとめ
今回は取引所というよりは両替所に近い「シェイプシフト(Shapeshift)」について詳しく見ていきました。取り扱っている仮想通貨同士なら自由に交換でき、しかも即時対応できるので用途によってはとても便利なサービスだといえるでしょう。
相場急変時の資金退避など、即時交換が必要な際はぜひ活用してみてください。うまく使えば大いに役立つことでしょう!