2019年夏頃にプレセール(ICO)が行われるトークンの中の1つ「Venus Coin(VNC/ヴィーナスコイン)」が注目に注目が集まっています。
ナイトエンターティメントと風俗産業という仮想通貨があまり参入しなかった分野への参入になるので、気になっている人も多いかもしれません。しかし、その分リスクや懸念事項があるのではないかと感じることもあります。
そこで、この記事ではVenus Coinについて詳しくチェックしていきます!この記事を読めばVenus Coinの特徴やメリット・デメリットについて詳しく理解できるでしょう!
目次
Venus Coin(ヴィーナス コイン)とは?
通貨名 | Venus Coin |
ティッカーシンボル | VNC |
発行開始日 | 2018年10月 |
発行上限数 | 690,000,000 VCN |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
開発者・開発企業 | CryptoLive OÜ |
公式サイト | https://www.venuscoin.ge/ |
Venus Coinはイーサリアムのブロックチェーンを利用したトークン「ERC20トークン」として開発されています。そのため、基本的な仕様やコンセンサスアルゴリズム、ウォレットなどは共通です。
Venus Coinの開発目的
Venus Coinを開発した目的は「アダルトエンターテイメント(ナイトエンターティメントと風俗産業の総称)で活用するため」です。
アダルトエンターテイメント産業に関連するさまざまなサービスをワンストップで提供することを目的としており、Venus Coinはプラットフォーム上での決済に利用するためのトークンです。
Venus Coin(ヴィーナス コイン)の特徴・仕組み
ここではVenus Coinの特徴や仕組みについて詳しくみていきます。Venus Coinに注目している人は、しっかりチェックしておきましょう。
独自のVenusプラットフォームの構築
Venusプラットフォームとは、アダルトエンターティメント産業で役立つブロクチェーンを利用したプラットフォームです。
同産業にかかわるさまざまな問題を解決しつつ便利なサービスを提供することを目的としており、今後の発展に期待できます。
スマホアプリでワンストップ型サービスを提供
Venusプラットフォームの最大の特徴の1つがスマホアプリ1つでアダルトエンターティメントに関するさまざまなサービスを利用できるというものです。
高額な初期費用がかかったり、さまざまな設備を導入したりする必要がないので利便性が高く、利用しやすいといえるかもしれません。利用できる主な機能は次の通りです。
搭載している機能 | 内容 |
ウォレット | Venus Pointを保管するためのウォレット |
デビットカード | Venus Pointで決済したり、現金を引き出したりするのに利用する |
店舗検索 | 加盟店の検索機能 |
求人 | 求人情報の検索機能 |
Venus Walletアプリのダウンロードは以下から行えます。
Venus Coinの基本的な使い方
Venus Coinを利用するための手順は以下の通りです。
- 取引所でビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を購入する
- BTCまたはETHを利用してVenus Coinを購入する
- Venus Pointに変換してアプリ内のウォレットに保管する
- 別途発行したデビットカードで決済する
- 決済分がウォレットから引き落とされる
基本的にBTCやETHを利用してVenus Coinを購入することが可能です。
Venus Coin(ヴィーナス コイン)のメリット
続いてVenus Coinのメリットを見ておきましょう。主なメリットは次の通りなので、投資を検討している人はぜひチェックしてください。
参入する市場が大きい
Venus Coinが参入するアダルトエンターテイメント市場は大きな市場で、日本円で33兆円程度の規模になっています。
大規模な市場に参入する初めてのブロックチェーンプロジェクトなので、大いに期待できるといえるでしょう。
ERC20トークンの1つ
Venus Coinは前述の通りERC20トークンなので、ERC20トークンに共通のウォレットを利用できるなどメリットがあります。
また、これまでICOに頻繁に利用されてきたプラットフォームでもあり、信頼性が高いといえるでしょう。
Venus Coin(ヴィーナス コイン)の課題
もちろん、Venus Coinにも課題やデメリットがあります。実際に購入する前にこうしたデメリットについても忘れずにチェックしましょう。
誤送信でトークンが消失するリスクがある
これはVenus CoinのリスクというよりはERC20トークンに共通のリスクといえますが、送金用アドレスではなくスマートコントラクト用アドレスにトークンを送信すると消失してしまいます。
このリスクに対処するために後継のERC223という規格が開発されているので、興味があればこちらも調べてみてください。
規制リスクがある
アダルトエンターテイメント市場は規模が大きいものの、法規制が厳しい分野でもあります。合法化する動きも出てきていますが、まだまだ違法となっている国や地域も多く、法規制リスクが存在します。
また、たとえ合法化されてもVenus Coinのような決済システムやインフラシステムに関しては別途規制される可能性があるので注意してください。
イーサリアムと共通のリスクがある
Venus Coinはイーサリアムのブロックチェーンを利用しているため、イーサリアムと共通のリスクやデメリットが存在しています。主なデメリットは次の通りです。
- スケーラビリティ問題
- セキュリティ上の問題
スケーラビリティ問題はユーザーが増加してトレードされるトークンの量が増えると送金が遅くなるというもので、イーサリアムのみならずビットコインなどでも問題になっています。
セキュリティ上の問題は2016年に発生したThe DAO事件のようにスマートコントラクトの脆弱性を利用する不正が発生することがあるというものです。
いずれも大きなリスクなので、このようなリスクが存在していることを忘れないようにしましょう。
Venus Coin(ヴィーナス コイン)の将来性は?
最後にVenus Coinの将来性について簡単にチェックしておきましょう。
市場規模が大きいので将来性に期待できる
前述の通り、Venus Coinが参入するアダルトエンターテイメント市場は規模が大きく、他のブロックチェーンプロジェクトが参入していない分野です。
法規制リスクなどはあるものの、うまく定着すれば急速に発展する可能性が高いといえるでしょう。投資を検討している人は、今後の動きを注意深く見守っていきましょう。
ICOの行方に要注目
2019年に行われるICO(プレセール・クラウドセール)の行方も要注目です。ICOで人気が高ければ上場後も注目されると予想されます。なお、ICOの予定は次の通りです。
プライベートセール
実施期間 | 2019/1/11 – 2019/6/30 |
販売数 | 5,000,000 VNC |
価格 | 通常価格の40%OFF |
ボーナス | 購入価格の10%分 |
交換できるトークン | ビットコイン イーサリアム |
最小購入数 | 5,000 VNC |
プライベートセールは最初に行われるICOで、主に関係者が購入するものです。通常価格は1 VNC = 1 USDなので、プライベートセールでは1 VNC = 0.6 USDで購入できます。
プレセール
実施期間 | 2019/7/1 – 2019/9/30 |
販売数 | 10,000,000 VNC |
価格 | 通常価格の30%OFF |
ボーナス | 購入価格の10%分 |
交換できるトークン | ビットコイン イーサリアム |
最小購入数 | 2,500 VNC |
プレセールはICOの第2段階です。この段階から一般の投資家も購入できるようになり、一般向けのセールとしては最もお得に購入できます。
この段階で購入する人は1 VNC = 0.7 USDです。
クラウドセール
実施期間 | 2019/10/1 – 2019/12/31 |
販売数 | 15,000,000 VNC |
価格 | 通常価格の20%OFF |
ボーナス | 購入価格の10%分 |
交換できるトークン | ビットコイン イーサリアム |
最小購入数 | 2,500 VNC |
クラウドセールはICOの最終段階で、最も大規模なセールです。この段階になると公開されている情報も充実してくるので、安全性を重視する人はクラウドセールに参加するのがオススメです。
この段階で購入すると1 VNC = 0.8 USDです。
Venus Coin(ヴィーナス コイン)のまとめ
今回はアダルトエンターテイメント分野に参入するブロックチェーンプロジェクト「Venusプラットフォーム」とそこで利用されるトークン「Venus Coin(ヴィーナスコイン/VNC)」について見ていきました。
期待度の高いプロジェクトである反面、さまざまなリスクもあることがわかったかもしれません。しかし、市場へ浸透した際のインパクトは絶大なVenus Coin。
Venus Coinに投資することを考えている人は、メリット・デメリットをしっかり把握した上で投資しましょう。