ビットコインFXをする場合、さまざまな取引所の取引情報や値動きを監視するのはとても重要です。
しかし、実際に複数の取引所の状況を監視するのはとても大変な作業といえるでしょう。
そこでオススメなのが、「bitFlyer(ビットフライヤー)」、「BitMEX(ビットメックス)」「Bitfinex(ビットフィネックス)」の3取引所の状況を一括監視できる「DECOBOARD(デコボード)」です。
今回はデコボードの使い方やメリットなどを詳しく見ていくので、仮想通貨FXに挑戦している人は必見です!
デコボードとは?
最初にデコボードとは一体どんなものなのかについて見ていきましょう。
デコボードを活用できればより有利に仮想通貨FXに挑戦できるので、しっかり覚えておいてください。
一括板情報確認ツール
デコボードを簡単に説明すると「取引所の板情報を一括で確認できるツール」です。
世界的に有名な取引所であるBitMEXとBitfinex、日本国内で最大の取引所であるbitFlyerの板情報を一度に表示してくれる有用なツールになっています。
もちろん、リアルタイムで更新されるのでデコボードのページを開いている限りいつでも最新の情報が表示されます。
表示される3つの取引所は取引量も多く、市場(他の取引所)への影響力も強いので常にチェックしておくようにしてください。
スキャルピングに役立つ
各取引所のトレード状況を一括でチェックでき、リアルタイムで更新してくれるので細かい値動きを掴みやすくなっています。
また、更新速度がとても速く0.03秒間隔で行われるので最新の情報をいち早く把握できるでしょう。
スキャルピングは時間との戦いでもあるので、更新速度が速いというのは大きなメリットの1つです。
チャートと合わせて活用しよう!
もちろん、トレードにおいてチャートを利用したテクニカル分析も大いに役立ちます。
そのため、チャートとデコボードを合わせて利用すればより有利にトレードができるでしょう。
デコボードで何ができる?
次に、デコボードを使うことで何ができるかをチェックしていきましょう。
各取引所の状況チェック
デコボードの最大の特徴は前述の通り、各取引所の状況を一括でチェックできるというものです。
デコボードのページを開くだけで3取引所の板情報が表示され、リアルタイムで更新されるのでとても使いやすいでしょう。
もちろん、取引板の厚さもわかるのでどのへんが壁になりそうか、今後どの方向に動きそうかを予想するためにも役立ちます。
約定状況のチェック
デコボードの一番右の列「Market Time & Sales」には直近の約定状況が表示されます。
ここを見ると、どこの取引所でいくらでトレードされているかがひと目でわかるので、注文する際の参考にしてください。
取引所ごとの細かい情報も見られる
他にもbitFlyerの乖離率やBitMEXの資金調達率、Bitfinexの貸出金利など気になる情報も一括でチェックできるので仮想通貨FXにとても役立ちます。
デコボードを利用すればさまざまな情報を簡単にチェックできるので、トレードの参考として活用してみましょう。
デコボードの見方
ここではデコボードの見方を詳しくチェックしていきます。
仮想通貨FXに参加している人、特にスキャルピングを行っている人はしっかり把握しておくことをオススメします。
bitFlyer(ビットフライヤー)
デコボードの一番左に表示されるのはbitFlyerの板情報です。この画面に表示されている各種情報の見方は次の通りです。
bitFlyer Divergence
bitFlyer Divergenceは、bitFlyer Lightningと現物取引との乖離率を示しています。
乖離率(divの値)が継続的にプラスになっている場合は買い加熱、マイナスになっている場合は売り加熱気味といえるので、トレードの参考にしてください。
bitFlyer Divergenceと合わせてチャートの状況をチェックすることで、どちらの方向にエントリーすればいいか判断しやすくなるでしょう。
なお、FXに表示されている値はbitFlyer Lightningの価格、SPOTに表示されている値は現物価格です。
bitFlyer FX
bitFlyer FXは、bitFlyer Lightningの板情報です。
赤の数字は売り板、緑の数字は買い板になっており、横に表示されているグラフは板の厚さを示しています。
これを見ると活発にトレードされている価格帯や壁になりそうな価格がわかるでしょう。
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BitMEX(ビットメックス)
真ん中の列に表示されているのはBitMEXの情報です。BitMEXの情報の見方は次の通りです。
BitMEX Funding Rate
BitMEX Funding Rateは資金調達率を示す数値で、時計マークが残り時間、右側のカバンマークが資金調達率、左側のカバンマークは次の資金調達率の予測値を示しています。
資金調達率がプラスになっている場合は買建(ロング)ポジションを持っている人が手数料を支払い、マイナスになっている場合は売建(ショート)ポジションを持っている人が支払います。
8時間毎に手数料が発生するため、長期でポジションを保有している人は多額の手数料を支払う可能性があります。
手数料が発生する時間が近づくと、損失を回避するためのトレードが行われる可能性があるので注意しておいてください。
BitMEX
BitMEXに表示されている数字やグラフはbitFlyerの場合と同様に板情報です。見方も同じなので、こちらもトレードの参考にしてみてください。
Bitfinex(ビットフィネックス)
一番右に表示されている取引所はBitFinexです。こちらも取引量が多い取引所なので、しっかりチェックしておきましょう。画面の見方は次の通りです。
Bitfinex Lending Rate
Bitfinex Lending Rateに表示されている数値は貸出金利(レンディングレート)です。
BTCと書かれている部分がビットコイン(BTC)の貸出金利で、USDと書かれている部分がアメリカドル(USD)の貸出金利になっています。
Bitfinexの貸出金利の動きは、需要を知る手がかりになるので忘れずにチェックしてください。
一例として、BTCの貸出金利が高まった場合は売建(ショート)でエントリーしたいと思っている人が多いことを意味している場合が多く、それに伴って価格が下落する可能性があります。
さらに金利が上がり続けると手数料の支払いを回避するために買い戻す傾向が見られるようになります。
そうなるとBTCの価格が上昇しやすくなるので、エントリーの方向を決めるための参考として使えるでしょう。
BitFinex
こちらに表示されている情報はbitFlyerやBitMEXと同様に取引板の状況なので、トレード状況や壁になりそうな価格帯を把握するのに利用してください。
約定状況
Market Time & Salesには3取引所の直近の約定状況が表示されます。
特定の取引所の約定状況のみを見たい場合は、「finex」、「Flyer」、「MEX」の各ボタンをクリックすると表示する取引所を選択できるので利用してみてください。
よくあるトラブル
デコボードを利用すると次のようなトラブルに出くわすことがあります。
環境によって発生することがあるので、発生した以下を参考に対処してください。
bitFlyerの板情報がおかしい
bitFlyerの板情報がこの画像のようにきちんと表示されていないことがあります。
この現象が発生した場合は、ブラウザをGoogle Chromeに切り替えた上で以下の拡張機能をインストールしてください。
DECOBOARTD Extension: https://chrome.google.com/webstore/detail/decoboard-extension/icgiiijeidpjjihdiogfleeigflnkdfd
約定状況が表示されない
このように3取引所の情報は表示されるものの、約定状況が表示されないことがあります。
この現象が発生した場合は、ブラウザの幅を広げることで解消されるでしょう。
他にも何らかの情報がきちんと表示されなくなった場合は、ブラウザのサイズ変更を試してみてください。
スマホできちんと表示されない
デコボードをスマホでチェックするときちんと表示されません。
これはスマホに対応していないためで、解消する方法はないのでPCからチェックするようにしましょう。
デコボードを活用して仮想通貨FXをより有利にしよう
今回は仮想通貨FXに役立つDECOBOARD(デコボード)についてチェックしていきました。
とてもシンプルなツールでありながら、世界的に重要な3つの取引所の状況を一括でチェックできる大変便利なものであることがわかったかもしれません。
これをうまく活用するだけで、より有利に仮想通貨FXができるようになるのでぜひ使ってみてください。