仮想通貨の熱が高まり、ブロックチェーン技術の利用も拡大しています。
今回はブロックチェーンの技術を使い銀行間送金を可能にしたアプリ「マネータップ」を徹底解説していきます。
目次
マネータップとは?
アプリ名 | Money Tap |
---|---|
取扱金融機関 | りそな銀行・住信SBIネット銀行・スルガ銀行 |
対象者 | 上記取扱金融機関に口座を保有する個人 |
送金方法 | 口座番号送金、電話番号送金、QRコード送金、登録口座送金、自分口座送金 |
送金限度額 | 1回の送金につき3万円、1日合計10万円が上限になります |
サービス提供時間 | 24時間365日 ※システムメンテナンス時間を除く |
マネータップはSBIホールディングス株式会社の子会社で電子決済等代行業を営むSBI Ripple Asia株式会社がこの取り組みに参加した銀行と共同開発したスマートフォン専用送金アプリです。
マネータップは銀行口座から銀行口座へ接続している銀行であれば自行内・他行あて問わず24時間365日いつでも直接送金可能な日本初のアプリケーションです。
マネータップ参加銀行
マネータップを利用できる銀行は以下の3行です。
・住信SBIネット銀行
・するが銀行
・りそな銀行
2017年10月より運用に関しての協議をはじめ、4月以降には利用者を限定して試験運用を行なっていました。
マネータップを使った送金に関する手数料は各銀行が個別に設定することになっていますが、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3銀行は、Money Tap が可能とする1回3万円、1日10万円までの送金については、自行内・他行あてを問わず、送金手数料を無料となっています。
マネータップのメリット
マネータップが持つメリットは大きく以下の4つです。
それぞれ一つずつ詳しく見ていきましょう。
ポイント
- 24時間365日利用可能
- 電話番号、QRコードでの送金が可能
- 手数料が無料
- 指紋認証を使った便利で安全な送金
24時間365日利用可能
マネータップは銀行口座から銀行口座は接続している銀行であれば自行内・他行あてを問わず24時間365日いつでも直接送金が可能となっています。
従来の銀行ですと、15時以降の銀行の利用は翌日以降の反映になるなど、タイムラグがありましたが、マネータップはリアルタイムで送金が可能です。
電話番号、QRコードでの送金が可能
マネータップは送金するために相手の銀行口座を知る必要がありません。
電話番号やQRコードを用いて送金することが可能です。
従来のように振込む際の面倒な情報入力などが不必要になります。
手数料が無料
マネータップはダウンロード・登録は無料ですることができます。
また住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3銀行はマネータップが可能とする1日3回1日10万円までの送金については自行内・他行あてを問わず送金手数料が無料になっています。
金融機関 | 同行あて | 他行あて |
住信SBIネット銀行 | 0円 | 0円 |
スルガ銀行 | 0円 | 0円 |
りそな銀行 | 0円 | 0円 |
指紋認証を使った便利で安全な送金
電話番号やQRコードを用いた便利な送金の際には指紋などの生体認証と組み合わせることが可能になります。
従来のような暗証番号による認証ではなく指紋により簡単に送金をすることが可能です。
しかも単純に簡単な送金ができるだけでなく、セキュリティ面でも安心して送金することができます。
マネータップの使い方
マネータップを理解したら次は登録の仕方と使い方を解説していきます。
マネータップのダウンロード
まずマネータップはIOS、AndroidOSのスマートフォンが必要です。
スマートフォンを用意すればマネータップの公式サイトをご覧ください。
https://moneytap.jp/
こちらからダウンロードをしましょう。
アカウントの登録
マネータップの利用を今までしたことがない方はこの画面の「サインアップ」のボタンからアカウントの登録をはじましょう。
まず最初にマネータップへの利用規約が出てきますので、しっかり確認をして利用規約に同意してください。
利用規約に同意しましたら以下の項目を設定してください。
・アカウント名
・携帯電話番号
・メールアドレス
・氏名
・生年月日
携帯電話番号とメールアドレスはこのあとに早速SMS認証などで利用しますのですぐに確認できるアドレスを利用すると便利です。
電話番号を使っての送金もできますので、普段よく利用する電話番号の登録をおすすめします。
SMS認証で登録完了
先ほど登録したメールアドレスと電話番号にSMSが届きます。
そこに書かれている番号を入力して登録完了です。
メールアドレスでGmailのように広告メール用のフォルダがある場合は、そちらにメールが届いているかもしれません。
もしメールが届かなければ確認してみてください。
マネータップの将来と今後の展望
マネータップは今後普及していくのでしょうか?
どうせ使うなら普及して便利になっていく可能性があるサービスを使いましょう。
以下の観点でマネータップが今後していくのかを論じていきましょう。
ポイント
- 内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行の数
- リップルの話
- キャッシュレスの流れ
内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行の数
リップル社とSBIが共同で行なっている内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行は現在では61行となっています。
三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行などのメガバンクはもちろん、地方銀行など多くの銀行も参加しています。
すでに多くの銀行が内外為替一元化コンソーシアムに参加しており、今後マネータップもさまざまな銀行で使えるようになるかもしれません。
リップルの技術を採用
マネータップにはリップルの技術が採用されています。
つまりリップルの技術力が向上すればマネータップのサービスの向上にもつながります。
技術力の向上により更に多くの銀行がマネータップに参加すればユーザーの使い勝手は良くなっていくでしょう。
まとめ
Money Tapについて
- チャージ不要で銀行口座から銀行口座に直接送金が可能
- 24時間365日いつでもリアルタイムで送金可能
- 送金時の認証は指紋認証等
- 相手の口座番号を知らなくても、携帯電話番号やQRコードによる送金が可能
いかがでしたでしょうか?
今回はマネータップの登録の仕方や使い方を解説しました。
簡単に登録できて送金ができるアプリですので皆さんも使ってみてください。