仮想通貨のトレードをしていると「いなごトレード」というワードを耳にすることがあるかもしれません。
いなごトレードとは、大量注文に便乗して注文を出し、相場の動きについていくことによって利益を上げるタイプのトレードです。
いなごトレードで利益を出すには、大量注文が発生した際にすぐに察知する必要があり、常に市場を監視しなければなりません。
そこで役立つのが「いなごFlyer(いなごフライヤー)」と呼ばれるツールです。
これを利用すれば自動で市場を監視し、大量注文発生時にアラートを入れてくれるのでいなごトレードのチャンスを掴みやすくなります、
この記事では、いなごFlyerの使い方やメリットを詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください!
いなごフライヤー:https://inagoflyer.appspot.com/btcmac
目次
いなごFlyer(いなごフライヤー)とは?
まずはいなごFlyerとは一体どんなものなのかを見ていきましょう。
利用しようと考えている人は、ぜひしっかりチェックしておいてください。
トレード状況の常時監視ツール
基本的に、いなごFlyerは「有名取引所におけるビットコインの取引状況を監視するツール」です。
ビットコイン(BTC)と法定通貨(USD・JPY・EUR等)のペアがメインですが、一部の取引所はBTC/USDTなどのステーブルコインにも対応しています。
また、イーサリアム(ETH)のトレード状況を監視できる取引所もあるので、うまく活用してみましょう。
大量注文発生時のアラート機能つき
いなごFlyerは前述の通りトレード状況の監視ツールですが、いずれかの取引所で大量の買い注文または売り注文が入った時に知らせてくれるアラート機能を搭載しています。
そのため、いなごFlyerのページを常時見ていなくても大量注文に気づくことができ、いなごトレードに大いに役立つでしょう。
各取引所の出来高を追うことで、トレードを有利にできる
いなごフライヤーは、直近の取引高を可視化してくれるため、トレードを有利に進める手助けとなります。
刻一刻と状況が変わる仮想通貨のいなごトレードは、時間との勝負なので、すぐに注文を出せる取引所を準備しておくことがとても重要です。
GMOコインのように販売所形式でトレードできる取引所は、注文と同時に約定するのでスピード重視のトレードに最適です。
手数料を節約できる取引所形式の取引所(Zaifなど)と合わせて準備しておくようにしてください。
いなごFlyer(いなごフライヤー)はどんなときに使えるの?
次に、いなごFlyerの利用シーンについてチェックしていきましょう。
主に次のような状況で活用すれば利益を上げられるかもしれません。
いなごトレードを行いたい時
いなごトレード(大量注文に便乗してトレードし、相場の動きに乗って利益を上げるトレード方法)で利益を出したい場合、大量注文が入ったらすぐにトレードする必要があります。
そのためには取引所に大量注文が入ったらすぐに気づかなければならないので、いなごFlyerのアラート機能がとても便利です。
あらかじめ利用している取引所のトレード画面を開いておき、通知されたらすぐに状況をチェックしてトレードするようにしましょう。
いなごトレードは早くトレードすればするほど有利になるということを覚えておいてください。
ビットコインFXのスキャルピングにも役立つ!
いなごFlyerは大量注文に伴う相場の動きをいち早く検出するツールなので、ビットコインFXやスキャルピングを行うときにも役立ちます。
相場が大きく動く時はエントリータイミングとして最適なので、ビットコインFXがメインだと言う人もぜひ使ってみてください。
いなごFlyer: https://inagoflyer.appspot.com/btcmac
いなごFlyer(いなごフライヤー)の対応取引所
いなごFlyerが対応している取引所と通貨ペアは以下の表の通りです。
取引所名 | 通貨ペア |
Bitstamp | BTC/USD |
Bitfinex | BTC/USD |
Zaif | BTC/JPY |
Coincheck | BTC/JPY |
bitFlyer | BTC/JPY FXBTC/JPY ETH/BTC |
OKEX | BTC/USD BTC/USDT |
HuobiPro | BTC/USDT |
BitMEX | BTC/USD ETH/USD |
CoinbasePro | BTC/USD |
Gemini | BTC/USD |
Bitbank | BTC/JPY |
Huobi Japan | BTC/JPY |
HitBTC | BTC/USDT |
Liquid | BTC/JPY |
Binance | BTC/USDT |
こうしてチェックしてみると主要な取引所に対応していることがわかるでしょう。いずれも仮想通貨市場において重要な取引所なので、いなごトレードや仮想通貨FXをする時はトレード状況をチェックするようにしてください。
いなごFlyer(いなごフライヤー)の使い方・設定方法
次に、いなごFlyerの使い方や設定方法をチェックしていきます。初めて使う人はあらかじめチェックしておくのがオススメです。
使い方
まずはいなごFlyerの使い方(見方)をチェックします。初めて使う人は、あらかじめしっかり覚えておきましょう!
チャート
いなごFlyerに表示されるチャートは各取引所での取引状況を示しています。チャート左側に表示されている数字をチェックし、プラス側にチャートが伸びていたら買い注文、マイナス側に伸びていたら売り注文が入っていることを示しています。
取引所一覧
チャートの下には取引所一覧が表示されており、それぞれ色分けされています。この色はチャートの色に対応しているため、どの色がどの取引所なのかを覚えておいてください。
なお、表示されている数字は当該取引所における当該通貨ペアのレートです。
設定方法
次に設定方法をチェックしていきましょう。特に重要な設定は次の通りなので、見やすいように設定を変更することをオススメします。
チャートの設定(Chart Column Setting)
まずはいなごFlyerに表示されるチャートの設定をしましょう。チャートの設定はChart Column Settingから行います。
Seconds Per Columnにはチャートの生成間隔(単位: 秒)を入力し、Column Countには画面に表示するチャートの本数を入力してください。
アラートの設定
いなごトレードをするためにはアラートの設定も重要です。
まずはAlert Settingでトレード状況をチェックする間隔(単位: 秒)を設定してください。短めに設定すると大量注文に気づきやすくなるかもしれません。
続いてAlert Sound Settingで音量を設定します。テスト再生も可能なので、きちんと聞こえるかどうかを忘れずにチェックしてください。
うっかりオフにしてしまうと音がならないので注意しましょう。
表示設定(View Setting)
見やすく表示されるように設定を変更するのも大切です。View Settingでは、チャートの向きや高さ、軸の向きなどを変更できます。
設定を変更するとチャートウィンドウが変わるので、見やすくなるようにいじってみてください。
送信設定
いなごFlyerには、アラートを外部に送信する機能がついています。この設定はSend Alert JSON Message(POST) から行うことができ、BOTを利用してトレードする時に役立つでしょう。
アラートを受けたら注文を出すBOTを準備しておけば、トレードを自動化できるのでより効率的にトレードできます。
取引所リスト
取引所のリストからは、チャートの表示設定を行ったり、売り注文アラートや買い注文アラート発生時の通知音を変更したりできます。
重要な取引所のアラート音を目立つ音に変更したり、ボリュームを変更したりして見逃さないようにしてください。設定時に「▶」をクリックするとテスト再生できます。
セーブを忘れずに行おう!
使いやすいように設定を変更したら、一番下にあるSettin Save & Loadからセーブするのを忘れないようにしてください。
セーブを忘れると設定が初期化された際にロードできず、再設定しなければならないので注意しましょう。
まとめ
今回はいなごトレードや仮想通貨FX、スキャルピングなどに役立つ便利ツール「いなごFlyer」について紹介しました。
これを利用すれば大量注文に気づきやすくなるので、スピードが求められるこれらのトレードに大いに役立つことでしょう。
2019年3月時点でスマホアプリはリリースされていませんが、ブラウザ上で動作するのでスマホで利用することも可能です。
ただし画面が小さいと見にくいので、モバイル環境での利用はiPadを始めとする大画面タブレット端末がオススメといえるでしょう。
いなごFlyerをうまく活用して仮想通貨FXやいなごトレードなどを有利に進めていきましょう!