仮想通貨DASHは、数多く存在しているアルトコインの中でも人気のある仮想通貨です。
そこで、この記事ではDASHとはどんな仮想通貨かを詳しくチェックしていきます。
DASHの特徴はもちろん、これまでの値動きや将来性、購入できる取引所などの情報も取り上げるので必見です。
DASHの購入を考えている人は、ぜひチェックしてください!
DASH(ダッシュ)とは?
最初にDASHとは一体どんな仮想通貨なのかについて見ていきましょう。
ここでは、DASHの基本情報と価格について紹介します。
DASHの基本情報
通貨名 | DASH(ダッシュ) |
ティッカーシンボル | DASH |
開発者 | Evan Duffield |
発行年月日 | 2014年1月19日 |
最大発行枚数 | 18,900,000 DASH |
アルゴリズム | Proof of Work(X11) |
公式サイト | https://www.dash.org/ |
※2018年12月現在
DASHは、2014年に発行された比較的古い仮想通貨です。
発行時はDASHという名称ではなく、当時はXcoinと呼ばれていました。
その後すぐにDarkCoin(DRK)に改称されて開発が続けられ、2015年に再び改称されてDASHという名称になりました。
DASHは匿名性が高い仮想通貨として認知されており、今後はプライバシーが重視される取引で活用されることに期待されています。
それと同時に、犯罪に使われる懸念から各国政府による規制リスクがあることも覚えておかなければならないでしょう。
時価総額をチェック
2018年12月27日時点で、DASHの時価総額は708,814,081 USD(186,224 BTC)となっており、時価総額ランキングは15位です。
DASHとライバル関係にある匿名通貨Moneroより時価総額は低くなっていますが、上位に位置していることに代わりはなく、今後に期待できるといえるでしょう。
チャートと価格推移を紹介
ここではDASH/USDのチャートを見ながら、これまでの値動きを振り返っていきます。
DASHの購入を考えている人は、しっかりチェックしておくことをオススメします。
2014年~2017年第1四半期
DASHが公開された2014年から、2017年3月までのチャートを見ると、USD建てでは、ほぼ横ばいであることがわかります。
1 DASH = 10 USD以下で推移し、2017年1月頃から徐々に価格が上昇しています。
2017年9月にカンファレンスが行われたこともあり、徐々にDASHに注目が集まってきたことがわかるでしょう。
2017年の価格推移
2017年4月から12月までの値動きは、一時的に下落した時期があったものの概ね右肩上がりになっています。
4月時点で1 DASH = 75 USD程度まで上昇していたものの、その後は更に急騰し、12月には1 DASH = 1,499 USDの値を付けています。
この時期は仮想通貨市場全体が急騰した時期なので、その影響が大きいといえるでしょう。
2018年の価格推移
2018年に入ると市場の様子は一転し、急落します。
DASHも全体の急落に伴って下落し、2018年12月には高騰前の水準である1DASH = 70 USD前後になっています。
2018年は世界中で仮想通貨に注目が集まると共に、さまざまな問題が発生して価格が急落しました。
今後の値動きがどうなるかは見通せないため、さまざまな材料に注目しておきましょう!
DASH(ダッシュ)の特徴は?
続いてDASHの特徴について見ていきます。
DASHには以下のような特徴があるので、しっかり押さえておきましょう。
匿名性が高い仮想通貨
DASHの最大の特徴は「匿名性が高い」というものです。
各ユーザーからのトランザクション(送金)履歴を追跡できなくすることによって、どこからどこに送金したのかをわからなくしています。
この匿名性は企業間取引を始めとするプライバシー重視の送金に活用される可能性があるとともに、各国政府による規制リスクを秘めています。
さまざまな技術を活用
DASHはさまざまな独自技術を活用しているため、ここでそれらの技術に注目してみましょう。
マスターノード
マスターノードとは、1000 DASHを担保として預け、24時間稼働するコンピュータを用意することによって承認されたノードのことです。
このマスターノードはDASHのシステムを管理するもので、その報酬としてブロック報酬の45%を受け取ることができます。
このマスターノードが存在していることで、後述の2つのシステムを利用できるようになっています。
インスタントセンド
インスタントセンドはトランザクション(取引)の承認を数秒程度で完了させるシステムで、送金速度の向上に役立っています。
プライベードセンド
プライベートセンドは、同時刻に行われたDASHの送金依頼をマスターノードに集めてまとめることにより、どこからの送金かをわからなくする仕組みです。
これによってDASHが持つ匿名性を実現しています。
セキュリティ性能にも優れている
DASHの基本的な承認アルゴリズムはProof of Workですが、X11を採用することによってセキュリテイを向上させています。
X11はトランザクションを暗号化する際のアルゴリズムが11個あるものなので、通常の1個に比べて大幅にセキュリティが向上します。
DASH(ダッシュ)を買える取引所
続いてDASHを購入できる取引所についてみていきます。
購入を検討している人はしっかりチェックしておいてください!
国内取引所での取り扱いはなし
以前、DASHは国内取引所のCoinCheckに上場されていましたが、上場が廃止されました。
そのため、2018年12月時点でDASHを購入できる国内取引所は存在していません。
これからDASHを購入する人は海外取引所を利用しましょう。
海外の主な取扱取引所
DASHは、海外では多くの取引所に上場していますが、主要な取引所は下記の3つです。
Binance
Binanceはマルタ共和国を本拠とする世界最大の取引所です。
上場されているコインの種類も多く、DASH以外のコインにも分散投資したい人にオススメです。
仮想通貨投資をするならぜひ利用したい取引所の1つです。
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Bittrex
Bittrexはアメリカの取引所で、Binanceと並んで有名な取引所です。
Binanceより上場されているコインの種類が多く、サポートも迅速なことで知られているので、安心して利用できるでしょう。
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Poloniex
Poloniexもアメリカの大手取引所です。
こちらはサーバが弱く、混雑すると繋がりにくくなるため、サブの取引所としての利用がオススメです。
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DASH(ダッシュ)の保管方法は?
購入したDASHを安全に守るため、保管する際はウォレットを活用しましょう。
特にオススメのウォレットは次の通りです。
Dash Wallet by Hash Engineering
こちらはDASHが公式で準備しているモバイルウォレットで、利便性重視の人にオススメです。
スマホで簡単に保有しているDASHを管理できるでしょう。
Ledger Nano S
安全性を重視する場合はハードウェアウォレットを活用してください。
数あるハードウェアウォレットでも特にオススメなのが、Ledger Nano Sです。
購入費用がかかるものの、安全にDASHを保管したい人は必見です。
DASH(ダッシュ)の今後・将来性
最後にDASHの将来性について見ていきましょう。
ジンバブエにおける公式通貨になる可能性がある
2017年11月に、ジンバブエの決済サービスを提供しているKuvaCashという企業がDASHと定形し、決済システムの開発を行うことを発表しました。
これがうまく行けばジンバブエ国内における公式通貨になる可能性があるため、好材料の1つといえるでしょう。
アロゲートウェイと提携
アロゲートウェイは、アジア圏でさまざまな決済サービスを提供している企業です。
そんなアロゲートウェイとDASHが提携したことにより、アジア圏でも主要な決済手段として発展する可能性があります。
こちらも今後の動きに要注目です。
規制リスクには要注意
とはいえ、DASHは匿名性が高いという特徴から犯罪に使われる可能性が高く、それに伴って各国政府から規制されるリスクがあります。
実際にコインチェックでは、過去にDASHの取扱を行っていましたが、現在は上記の理由により売買ができない状態です。
今後、規制が強化されれば通貨自体の存続が危うくなる可能性もあるので、十分に注意しましょう。
まとめ
今回は匿名性仮想通貨DASHについて詳しく見ていきました。
今後もさまざまな企業との提携が進む可能性があり、今後に期待できそうなコインなので、動きをしっかりチェックしておきましょう。
投資チャンスを逃さないためにも、早めに海外取引所の口座を開いておくことをオススメします。