仮想通貨は約2,000種類の通貨が誕生していますが、2017年にカルダノが発行した仮想通貨エイダコイン(ADA)をご存知ですか?
エイダコイン(ADA)は、上場して間もない2017年11月にチャートの価格が約200倍にあがり、億り人を出した大人気の仮想通貨です。
なぜ、エイダコイン(ADA)の価値は跳ね上がったのでしょうか?そこには、エイダコイン(ADA)が注目視される要因があるのです。
ここでは、仮想通貨エイダコイン(ADA)の魅力と将来性について解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
ADAとは?
貨名 | エイダコイン(エイダ) |
ティッカーシンボル | ADA |
開発者 | Charles Hoskinson, Jeremy Wood |
発行年月日 | 2016年9月29日 |
発行上限 | 45億ADA |
アルゴリズム | PoS(Ouroboros) |
フェイスブック | フェイスブック |
公式サイト | 公式サイト |
公式ツイッター | ツイッター |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパー |
ADAはエイダコインといいます。2017年10月に上場した仮想通貨です。
スマートコントラクトを採用したオンラインカジノプラットフォーム「カルダノ」で使用されている独自コイン(トークン)です。
エイダコイン(ADA)の発行枚数には上限が定められていて、450億ADA(市場に流通する上限枚数は320億円ADA)。
補足:カルダノとは?
カルダノとは、カルダノ財団などによって開発されているプラットフォームのことをいいます。
プラットフォーム上で使用される通貨がエイダコイン(ADA)です。
エイダコイン(ADA)の特徴・仕組み
エイダコイン(ADA)には発行上限枚数がある
エイダコイン(ADA)の発行上限枚数が定められています。上限枚数は450億ADAです。
それでも、仮想通貨の発行枚数としてはトップクラスです。
また、450億ADAのうち、市場に流通するのは約320億ADAと言われています。
130億ADAはマイニング料に支払われる予定です。
Plutusという独自のスマートコントラクトを開発
エイダコイン(ADA)の開発には、イーサリアムを開発した天才数学者のチャールズ・ホスキンソン氏が関与しています。
イーサリアムは約2,000種類ある仮想通貨の中でも大きな価値を生み出しており、信頼されている通貨です。
そんなイーサリアムを開発した天才数学者のチャールズ氏が開発に関与しており、エイダコイン(ADA)にもスマートコントラクトが採用。
今話題を集めているDappsにも対応しているため、注目を集めています。
独自のコンセンサスアルゴリズムを持っている
エイダコイン(ADA)のコンセンサスアルゴリズムにはPoS(Proof of Stake)が採用されており、このアルゴリズムに独自の計算方法を採用。
この独自の計算方法をウロボロスといいます。
承認者を選定基準は、コインの保有量や所有時間に比例する仕組みとなっているのです。
コインの保有が多い人がマイニングしやすい仕組みになっています。
ムダな時間、費用が発生しません。承認作業の優先度が必然的に決まっていくので、トランザクションの処理速度が速くなります。
エイダコイン(ADA)を使用するにはダイダロスウォレットが必
エイダコイン(ADA)の通貨を利用するには、プラットフォームで使用する専用ウォレットのダイダロスウォレットが必要です。
ダイダロスウォレットでは、HDウォレットという新しい手法が採用されています。
複数のウォレットを作成して用途別にエイダコイン(ADA)を管理できるのです。
これは、仮想通貨市場では画期的な動きで、銀行の預金通帳に似たような使い勝手ができます。
ADAのメリット
送金スピードと承認スピードが速い
エイダコイン(ADA)のコンセンサスアルゴリズムには、ウロボロスという独自計算アルゴリズムを採用しています。
ウロボロスではコインの保有率や保有時間によって承認者を選んでいくため、エイダコイン(ADA)をたくさん持っているほどマイニングしやすい環境が整います。
承認者が必然的に決まっていくので、承認スピードが格段にあがっていくのです。
エイダコイン(ADA)のプロジェクトにカルダノ財団も加盟している
エイダコイン(ADA)のプロジェクトにカルダノ財団・IOHK・エマーゴが加盟しています。カルダノ財団は、コミュニティーの育成や情報の配信など積極的に取り組んでいる財団です。
IOHKは、イーサリアムの創設者の一人として有名な天才数学者のチェールズ・ホスキンソンがリーダーとなっている組織です。
強力なメンバーがエイダコイン(ADA)の開発に関与しています。
また、エマーゴは、カルダノのプラットフォームと連携して稼働するアプリケーションを開発しています。
有力な3社がプロジェクトに加盟して、プロジェクトの開発は進められているのです。
セキュリティ面でも世界最高クラス
エイダコイン(ADA)の開発にはハスケルというプログラミング言語が利用されています。
ハスケルはプログラミング言語の中でも難易度の高い言語で、扱えるプログラマーの数は少ないです。
開発できる人が少ないことはデメリットになってしまいますが、抜群のセキュリティを誇り、安全性が高いです。
仮想通貨の横領などの心配がなくて、健全な取引ができる通貨で、もっとも暗号通貨らしい仮想通貨として知られています。
オンラインゲーム好きに魅力的な仮想通貨
エイダコイン(ADA)は「カルダノ」というオンラインカジノプラットフォームで利用されている独自通貨(トークン)です。
これまでのオンラインカジノは胴元がいないため、ユーザーが負けるように仕組まれていたこともありました。
しかし、カルダノのプラットフォームでは、スマートコントラクトが用いられているのでフェアにカジノを頼める環境が用意されています。
ADAの普及のためには、実用化が鍵
エイダコイン(ADA)の開発には、カルダノ財団・IOHK・エマーゴが加盟しており将来期待ができる仮想通貨といえますね。
ダイダロスウォレットはセキュリティ面も最高クラスと言われており、複数のウォレットの作成に成功しています。
ATMやクレジットカード決済で利用できる仮想通貨を目指していますが、実用に耐えるシステムなのかは不透明です。
また、ネットワーク回線に耐えることができるのかも今後の課題としてあがっています。
しかし、実用に耐えることができれば、「30億人の財布をつくること」というロードマップ上の目標にグンと近づいていくことができるでしょう。
ADAコインは詐欺だった?
エイダコイン(ADA)が上場したときは、詐欺通貨と言われていました。
ICOによって開発資金の調達を行いましたが、日本向けのマーケティングでは、日本の広告代理店を活用したのです。
広告代理店を利用したICOの故障臭さと合わせて、エイダコイン(ADA)の開発が遅れたことなどが重なり、投資家の不安を煽ってしまいました。
そのため信用を失いかけた結果、詐欺通貨と呼ばれており、悪い評判の原因でした。
しかし、海外の仮想通貨取引所で無事に上場したため、2018年度からは詐欺通貨と呼ばれることは少なくなりました。
ADAの将来性は?
エイダコイン(ADA)の目標は「30億人のための財布をつくること」です。
将来的に日本のATMで利用ができる仮想通貨にするビジョンが描かれています。
また、カルダノデビットカードを作成して、仮想通貨でクレジットカード決済の実現も検討されています。
数年後、ATMやクレジットカードにカルダノが利用されるとなると、エイダコイン(ADA)の価値は急高騰するでしょう。
ADAコインが買える取引所
残念ながら、国内の仮想通貨取引所でエイダコイン(ADA)の売買取引は行われていません。
エイダコイン(ADA)を購入したい場合は、海外の仮想通貨取引所で購入しましょう。
2019年現在、国外の14カ所の仮想通貨取引所で、エイダコイン(ADA)は取引されています。
海外で取り扱っている主要な取引所は、下記となります。
名称 | 通貨ペア(暗号通貨) | 通貨ペア(法定通貨) | 国 |
---|---|---|---|
Bittrex | BTC ETH USDT | – | アメリカ合衆国 |
Binance | BTC ETH USDT BNB | – | 香港 |
HitBTC | BTC ETH USDT | – | イギリス |
Huobi Pro | BTC ETH USDT | – | シンガポール |
まとめ
エイダコイン(ADA)の開発プロジェクトの目標は「30億人のための財布をつくること」となっています。
ADAを使用するために利用するダイダロスウォレットは、高いセキュリティ面が評価されています。
その裏には、カルダノ財団・IOHK・エマーゴという優秀な組織が存在するのです。
ADAの今後の課題は、実用して耐えることができるシステムなのか検証していくことです。
もし、実用できるシステムと認められた場合は、エイダコイン(ADA)は大きく飛躍する仮想通貨となるでしょう。今後の動きに注目です。